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『少女』

 
告白 (双葉文庫) 』のあと『贖罪 (双葉文庫) 』を読んで、
このひとはずっとこういう感じ(罪の償いは? 真相は? 誰が誰を裁く?がテーマ)
でいくのかな〜と思っていたけど
どんどん作品が出ていて、いつのまにか追いかけきれなくなってました。

『告白』の第1章にあたる「聖職者」を『小説推理』で読んだときわわわこれはすごいや。
この気持ち悪い感じ。
海外ミステリーっぽいぐいぐい感。
そのつづきを加えてまとめられた『告白』は
ちょっと蛇足感があって、「聖職者」だけで終わってたほうがよかったんじゃないかな〜と
思ったりしたけど、映画『告白 』を観て、あらためて感服。
この小説はやっぱりプロットが素晴らしい。

映画『告白』の松たか子さんを観て、西川美和監督は
『夢売るふたり』の主人公は松さんで、と思ったとか。
松たか子さんの品のあるところが、二つの映画の全体に風格を貫かせている。

『少女』は読みのがしていたのですが、文庫で旅のお供に読んだ。
旅のお供に4冊持っていってたんだけど、この本が一番面白くて没頭しました。

少女2人が主人公です。
思春期女子特有の残酷さ。
中学生くらいの女子なんて弱いように見えてびっくりするくらい残酷だ。
自分への繊細さと他者への残酷さが同居してる。
(メンヘラって言葉は私が高校生のときはなかったけど、
「メンヘラ」って言葉は「ウザイ」「イタイ」に次ぐ絶妙な発明だよなあ)

2人の視点が入れ替わり、立ち替わり。
2人の視点が変わったことがわかんなくなっちゃう感じが
よいかわるいか(あとがきにはわざと書き分けを曖昧にしているところがまた上手いとあるけど)
私はたびたびアレ?ってなって戻って、名前を確認したりしました。

2人のすれ違いと着地で終わらず、最後にもうひとどんでん返しがあるところが圧巻。

文庫版のあとがき(書店員さん)も秀逸なので、文庫版で読まれることをオススメします。










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