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とうへんぼくで、ばかったれ

この人の作品は出たら必ず買う、っていう作家さん
穂村弘さんのほかにもいました。

朝倉かすみさん。

きっかけは、実は『肝、焼ける』 が出たときに
著者インタビューをさせてもらったんです。
それまで失礼ながら読んだことがなくて、
インタビューするにあたり過去の作品も読んどこうっと、と読んだ
『ほかに誰がいる 』 の衝撃マックスたるや!!!

思春期の女子の憧れからの友情、強すぎる思い入れが破滅へと導く・・・

っていう私の一番弱いタイプの作品です。

それからもうずっと追っかけて、取りこぼしなく追っかけて。

破談と倒産がいっきにやってきた30歳を描いた『そんなはずない』
(これは装丁もとても素敵です)、
鍵を直してくれた鍵屋に片思いの『好かれようとしない 』
なんかOLっぽいね、お仕事小説『エンジョイしなけりゃ意味ないね 』
太ってる、太ってちゃ悪い?『感応連鎖』、
あたりのうわー、すごいわかるは、わかりすぎてコワイ。
女のグロテスクな部分を描いて、えぐすぎないところがいいんです。

タイトルも絶妙ですよね。

賞を受賞した『田村はまだか』 はちょっと毛色が違って、
少し男性作家的な印象、というか
朝倉さんのユーモラスな部分が強調された作風
『声出していこう』 とか、そういうちょっとドタバタ劇っぽいほうなんですが。
私は容姿に恵まれていない女の根暗さみたいなのが出ている暗いめの作品のほうが好きです。

あ、それで、新刊『とうへんぼくで、ばかったれ』は
明るいタッチの女性的な小説で、ちょうど中間くらいかなあ。
ここ最近読んだ小説のなかでは快心の、気持ちのいい良作!
でした。

なんであんな人に熱烈に片思いしてたんだろう・・・って後から思うの。ねー。

初めて彼の家に訪れたときに出されたキティちゃんのコーヒーカップの衝撃。うぅ。




 JUGEMテーマ:小説全般

評価:
朝倉 かすみ
新潮社
¥ 1,575
(2012-05-22)
Amazonランキング: 54875位

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